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「イタリアブランドの唯一無二のクオリティは、とても魅力的です」

── RESTIR クリエイティブ・ディレクター 柴田麻衣子さん

RESTIR クリエイティブ・ディレクター 柴田麻衣子さん
モードとストリートを融合させた独自のセレクトが支持されている、RESTIRのクリエイティブ・ディレクター。各国のブランドやバイヤーからもその名を知られる名物バイヤーでもある。

イタリアブランドに対して、柴田さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?

柴田麻衣子さん(以下、柴田さん)クオリティが高く、信頼できるという印象です。シンプルながらもディテールにもこだわっていて、日本の消費者にもそれが伝わりやすい。だからメイド・イン・イタリーは信頼度が高いですよね。

RESTIRでは、どういったイタリアブランドを求めていますか?

柴田さんイタリアのファクトリーブランドや新鋭ブランドを探しているのですが、出会うのはいわゆる有名ブランドばかりで。イタリアに行ってシューズやバッグ、アクセサリーのフェアを直接まわれば見つかるかもしれませんが、時間も労力もかなりかかってしまうので現状は難しくて。そうすると、どうしてもショールームに所属しているブランドとしか出会えないんですよね。

RESTIR クリエイティブ・ディレクター 柴田麻衣子さん

RESTIRがファクトリーブランドを探しているとは、ちょっと意外です。

柴田さんイタリアのファクトリーブランドはクオリティが高いので、ぜひコラボレーションしたいと思っています。アジアのブランドとはすでに協業していて、同じフィーリングでひとつのモノを作っていく感覚に手応えを感じているんです。また、とある香港のお店がイタリアのファクトリーブランドとオリジナルを作りはじめたらしくて、面白いモノができそうだよって話を聞いていたのも気になっている理由ですね。

ちなみにファクトリーブランドは、どういったジャンルを探しているのでしょうか?

柴田さんシューズやバッグといった小物ですね。特にイタリアのシューズは、木型が素晴らしい。歩いたときに軽い音がしないというか、素敵なところに連れて行ってくれそうなしっかりとしたいい音がするんです。あと、色使いも魅力的ですよね。これはシューズだけでなく、ニットなどもそうなんですが、他の国とは一線を画す独特な色の出し方はハッとさせられます。

RESTIR クリエイティブ・ディレクター 柴田麻衣子さん

ずっと円安が続いていますが、バイイングに影響していますか? また、そうなると日本ではあまり知られていないブランドはセレクトしにくくなるのでしょうか?

柴田さんそうですね。プライスが張るブランドで日本ではあまり知られていないとなると、今はすごくハードルが高いです。デザイン性が高くて希少性があって、かつ新しいと思わせられるか。もしくはクオリティが高くて、プライス感でお得と思わせられるか。どちらかの軸でしかないと感じていて、その真ん中にあるモノは躊躇してしまうかもしれません。

新ブランドをバイイングするとき、お店ではどういったアプローチしていこう、なども考えていますか?

柴田さん今はお店に置いているだけで売れる時代ではないですよね。また、SNSを見てお買い物に来られる方も非常に多いので、SNSでどうやって発信するかは考えます。どういったビジュアルで見せると映えるのかなども意識してバイイングしていますね。

新ブランドはどうやって見つけているのでしょうか?

柴田さん最近はSNSが一番多くて、女子高生くらいチェックしているかも(笑)。あとは自分の人脈というか。仲のいいアジア人バイヤーたちと情報を共有することも多いですね。あそこがヤバいよとか、あのブランドがきているらしいよとか、さまざまな情報が飛び交っています。そして最終的には展示会で確認する感じで、全てのツールをフル活用していますね。

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